SNSの王様としても有名なドナルド・トランプ元米大統領でさえ、各社ソーシャルメディアのアカウントが使えなくなる事態に。次なるネット戦略に迅速な対応をした理由とは。
ツイッターからパーラーへ暴力行為を扇動する恐れがあるということで、1月8日にツイッター社は、ドナルド・トランプ大統領の個人アカウントを凍結したと発表。
次に、多くのトランプ支持者が集うSNSアプリのパーラー(Parler)を利用も凍結・削除となった。(Google社は8日、Apple社は9日各アプリストア、アマゾン社がホスティングサービス提供を停止)
トランプ氏関連アカウントも凍結
ツイッター社はトランプ氏が使おうとした@teamtrumpも凍結する対応をとったため、大統領公式アカウント@POTUSよりツイートを連発し、「近く大発表をする」ことを告げたがツイッター社は即削除対応を取ったほどだった。
ツイッターが永久凍結した理由
トランプ氏は議事堂を襲撃した暴徒を「大好きだ」「愛国者だ」と呼ぶなど複数問題発言をしてきた。規約違反を繰り返せば永久的に利用を禁止すると警告をしてきたという。
他社SNSや掲示板なども動いた
Facebookは1月7日に無期限凍結を発表。ツイッチ(人気ゲームプラットフォーム)でトランプ支持者のトランプ氏チャンネルを無期限禁止スナップチャットも利用禁止Shopifyでトランプ関連商品閉鎖Redditではトランプ氏支持者用フォーラム(掲示板)閉鎖
大統領選で敗北しても勝利対応
ドナルド・トランプ氏は選挙で負けても負けを認めず、いまだに勝利宣言をしているかのような態度は変わらない。
2021年次なるネット戦略
そう、トランプ元米大統領は自分で全てを管理できる公式アカウントを作ったのだ。これなら他社のSNSのアカウントを使っていて、伝えたいメッセージ、投稿を削除、凍結されずに済むからだ。
世界的にも注目されるビジネスマンとしても有名なドナルド・トランプ氏、問題発言多数で世界が注目されるのもスピーディーに動くからこそ。
自社のブランドを守るために
Facebookやツイッター、Instagramなどで御社の良さを発信することも効果的かつメリットはありながら、こうした問題発言など規約違反をすると永久停止扱い、一時停止扱いなど配信を制限されてしまうだけでなく、今まで発信、投稿してきた写真なども戻ってこない。
戻ってこないというよりも、自分のホームページではないソーシャルネットワークアカウントでは、無料で写真などを投稿できるものの権利は御社のものではなくなってしまうデメリットもあること。
公式サイトからの配信がいかに重要かもこのトランプ氏の問題でよくわかったはずだ。