サイトを運営していて、自分のサイトやページを更新しても検索上位に表示されないという経験をしたことはありませんか?
ユーザーを考えたサイトづくりが重要と言われても、とにかく一日でも早く「Google検索で上位表示されない原因」や「Google検索で上位表示される方法」を知りたいそこのあなたへ!今回はGoogle検索で上位表示されないケースと原因や対策方法についてのポイントを解説します。
検索順位の仕組み
まず検索順位を上げるための基本として、検索順位の仕組みを理解しましょう。
検索順位の仕組みは、クローラーと呼ばれるロボットが、世界中の膨大なWebページの情報を収集して、「Googleインデックス」で管理することから始まります。
収集した情報と200以上の要因からなる検索アルゴリズムを照合し、検索クエリとより関連性の高い情報をランク付けしていくというものです。
検索順位を上げる前に、自社のWebページが検索結果に表示されるためには、「Googleインデックス」に登録されていることが前提となります。
では特定のキーワードで検索した際に、一番上に出てくる理由やコツは何か?ですが、
Googleが上位表示する基準は「ユーザーにとって役に立つかどうか」です。
しかし、具体的にどのような要素が上位表示に必要なのかを正式に公表も教えてもくれません。
それから、検索順位が上がるまでは一定の期間が掛かります。Googleがどのくらいドメイン評価をしているかによっても変わりますが、コンテンツSEOを開始してから数ヶ月〜6カ月ほどかかることが多いです。
検索順位が上がらない大きな原因
ここでは検索順位が上位にこない要因や、失敗ケースを紹介していきます。
一般的に検索順位が決まる要因である200個以上の要素全てを意識するのは難しいですし、効率がいいとはいえません。ですので、200個の要因の中でも、サイト運営でよくある要因に絞って紹介いたします。
1. ユーザーの利便性を考慮したコンテンツ作成ができていない
1つ目は、基本的な問題として、ユーザーの利便性を考慮したコンテンツが作成できていないということです。Googleは、ユーザーの利便性を第一に考えたコンテンツを求めています。ユーザーが不便、「なるほど!」と感じないようなサイトや記事は、上位表示されにくいのです。
ユーザーの利便性を考慮したコンテンツ作成ができていない
検索順位が上がらない理由の一つとして、基本的なSEOができていないということが挙げられます。基本的なSEO対策とは、すなわちユーザーの利便性を考慮したコンテンツ作成ができていないということです。
もしかしたら、アクセスを集めれば、上位表示できるのではないか、と思っている方も多いかもしれません。ただ、アクセス数はサイトの現状を分析する上で指標にはなりますが、検索順位上位表示のための要素として直接的に関係はありません。
Googleはユーザーファーストを理念として掲げています。Googleの検索エンジンに依存している以上、ユーザーファーストなコンテンツの作成を心がけなければいけません。アクセスの多さではなく、ユーザーがどれだけ満足しているかが大切です。
2. ユーザーにとって役に立たないコンテンツの作成をしてる?
ここでは、コンテンツ作成でありがちな失敗例を紹介していきます。これらに当てはまるコンテンツは、順位の上昇が見込めないので注意してください。
3. コンテンツの構成や見出しが分かりづらい
コンテンツの構成や見出しが分かりづらいと、ユーザーはページを読み進めようという気を失ってしまいます。
見出しは、そのページに何が書かれているのかを表す、1番の目印です。その目印に書かれていることが曖昧だったり、順番がバラバラだったりすると、ユーザーの理解を妨げてしまいます。見出しは適切に使い、分かりやすく書くことを心がけましょう。
4. コンテンツに網羅性がない
ユーザーが求めていることに対して、100%のソリューションを提示することが、コンテンツには求められます。ユーザーがあなたのサイトを見て、問題を解決できなければ、別のサイトに流れてしまうのは当然のことです。
また、ユーザーの疑問を解決するだけでなく、ユーザーのさらなる疑問を先回りして考えることも大切です。そういったコンテンツ作成ができれば、ユーザーはあなたのサイトに利便性を感じてくれるでしょう。
関連記事:コンテンツSEOはなぜ重要?
5. 検索クエリとコンテンツの内容の関連性が薄い
検索クエリとコンテンツの内容の関連性が薄いと、ユーザーはコンテンツに満足してくれません。
ページを開き、検索した意図と違う内容が書かれていれば、そのページをユーザーは読み進めようと思わないからです。検索意図にあったコンテンツを用意することが、ユーザーの利便性につながります。
6. キーワードの選定が甘い(ユーザーの検索するワードを考慮していない)
キーワードを自分で勝手に作ってページタイトルを付ける人がいますが、誰も検索しないキーワードをタイトルに盛り込んでも意味がありません。
キーワード選定をする際には、どんなキーワードがどれくらい検索されているのか、競合がどれだけいるのかを考えなければいけません。検索数がそれなりに多く、競合のなるべく少ないキーワードを選定することが、上位表示を狙う上で大切です。
キーワードの効果的な選定方法や、コンテンツへの入れ方について下記の記事で詳しく解説しています。下記の記事を参考にキーワードを選定してみましょう。
7. WEBサイトを立ち上げたばかり
新規にホームページやブログなどを立ち上げたばかりのときは、なかなかインデックスされず、検索結果に表示されないこともあるのです。その場合は、SEO流入だけを狙うのではなく、SNSや外部サイトで取り上げられることなどを意識することもおすすめです。
8. 他に名称が同じ、もしくは類似したサイトがある
2016年に『東洋経済』が独自で集計した「日本のありがち社名トップ1000」という調査結果では、1位がアシスト(1051社)、2位がライズ(965社)と発表されています。人気の会社名となれば、1,000社以上のライバルがいるということになるのです。
資料:独自集計!日本の「ありがち社名」トップ1000(東洋経済オンライン/株式会社東洋経済新報社)
上記の例は極端かもしれませんが、後発の企業であれば差別化しないと上位表示は厳しくなります。ホームページのタイトルに社名だけでなく、サービス名や商品名を追加する工夫が必要でしょう。
また、類似サイトがある場合も注意しましょう。Googleは同じ事業者が同じようなテーマのサイトを別のドメインで運営していると判断し、一方のサイトしか検索結果に表示しないことがあるからです。類似箇所が散見されるようであれば、早急に修正することをおすすめします。
9. 競合サイトより情報量不足
検索順位が上がらない大きな理由の1つとして、ページの情報量が競合サイトよりも劣っているという点です。デザインを意識しすぎて、テキスト情報を少ないと、Googleクローラとユーザーに対してサイトの情報を正しく伝えることができていない、そういった問題も少しずつでも解消していきたいところです。
10. 重複コンテンツやコピーコンテンツ
別のサイト、同じサイト内に問わず、似た様なコンテンツがある場合、検索順位が上がらない要因の一つにもなります。
とはいっても、対応地域ごとにサービスページを作成する場合などは定型となる部分は内容が重複してしまうこともあります。そういう時は、目安として定型文などの完全一致部分はページ全体の50%以下に抑えるようにしましょう。地域ごとの特徴や良さも追加するなど、工夫もおすすめです。
11. コンテンツの独自性がない
数ページの情報をまとめただけの記事や、オリジナリティが低いコンテンツで上位表示することは、正直難しいです。自社ならではの体験や事例、社員のレポートの写真などあなたらしい情報を含めるようにすると評価されやすくなります。
12. 関連記事が足りない
対策キーワードに対し、必要な関連記事が足りない場合は検索順位が上がらないことがあります。
検索順位を上げるためには、対策キーワードの関連記事がいくつか必要となる場合があるため、たった1ページだけでSEO対策していても検索順位が上げるのはなかなか難しいです。
13. Googleからペナルティを受けている
もう1つの要因は、Googleからペナルティを受けたことで、検索順位が下がっているということです。簡単にいうと、Googleからあなたのサイトが有害だという評価を受けると検索順位が下がり、1度ペナルティを受けると、上位表示するのは非常に難しいです。検索上位から、一気に圏外に飛ばされた、という場合はこちらを疑ってみてください。
ペナルティの事例
- 外部サイトからコピペをしている
- キーワードの使い過ぎている
- 有害な被リンクがある
- 有害な発リンクがある
- レンタルブログがペナルティを受けている
ペナルティの確認方法
Googleからペナルティを課せられた可能性のある場合は、1度ペナルティを受けているかどうか確認してみるといいでしょう。
手動ペナルティを受けた場合は、Googleサーチコンソールで確認することができます。Googleサーチコンソールの[メッセージ]、もしくは[手動による対策]を見ると、ペナルティを受けているかどうかが分かります。
[手動による対策]に、ペナルティの具体的な理由が書かれているので、改善して、再審査リクエストを行いましょう。
ただし、Googleのアルゴリズム変動により、自動ペナルティを受けた場合は、検索上位の下降の度合いで判断するしかありません。上記のペナルティの原因が当てはまっていないか確認し、改善しましょう。
関連記事:Googleペナルティーの恐怖!検索が下がった時の対策法
リライトによる質の向上
Webサイトは、一度作成して終了ではありません。常にGoogleサーチコンソールなどでキーワード順位を確認しておく必要があり、順位が下がった場合はリライトによって記事の質を向上させることが求められます。
検索結果で上位表示される要素が数多くあるように、上位表示されない要素も数多く存在します。
「なぜホームページが上位表示されないのか」の理由を改善していくことで、最適化を図ってみましょう。
その上で、「高い専門性」「正確で信頼できる記述」「ユーザーの疑問にしっかりと答えている」「オリジナリティあふれる情報」といった正攻法でコンテンツ作りに励むことが、最も重要です。
Googleの理念を理解しよう
Googleが公式に発表している「Googleが掲げる10の事実」の中に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という項目があります。
これこそ、Googleの理念であり、Googleという検索エンジンで上位表示されるための全てといってもいいでしょう。実際、SEOの内部対策も、外部対策も、ユーザーを第一に考えることが基本です。
ユーザーの利便性を考慮したコンテンツを作ることが、被リンクを集めることにつながり、検索エンジンに高く評価されることにつながります。
小手先のテクニックを考えるよりも、ユーザーを第一に考えたコンテンツ作成を心がけるのが、最終的に安定して上位表示を取るコツです。
関連記事:SEOが明暗をわける・・・って本当?
SEOがうまくいかないとき
「検索順位をあげるためにSEOをしているけれど、なかなか思うようにいかない・・」
SEOで大きな成果を得るためには、専門的な知識や作業が必要です。では具体的にどうしていけばいいのでしょうか。
・検索エンジンの仕組みを理解する
「どうすれば検索上位を獲得できるのか」「検索順位が上がる仕組みは何なのか」
SEOは良くも悪くも検索エンジンというプラットフォーム上での戦いです。
Googleでの検索エンジンの仕組みを理解できているか、今一度確認してみましょう。
・ユーザーが求めるコンテンツを作成する
ユーザーが求める情報・検索意図を満たすコンテンツは、ユーザーからも検索エンジンからも評価されます。
また、コンテンツを作るだけではなく、ユーザーが使用しやすいようにUIの改善も行いましょう。
SEOのポイントは「ユーザーファースト」です。
Googleの検索エンジンで上位表示されない原因はたくさんあります。まずは、ユーザーの利便性を第一に考慮したSEOを心がけましょう。