サイト構築後、数年後サイト移行が必要になる時がある。ただデザインを切り替えるだけでは意味がないウェブデベロッパーなら知っておきたい301ページリダイレクト基礎を御紹介。
冒頭でも書いたように、サイトを運営していると、数年後経過し事業拡大や変更等の事情でサイトを移動しなければいけないケースもあります。それはよくあること。
とはいってもただ表面的なウェブデザインやコーディングを行うだけで終わりではない理由はこちら。
- 今まで作ったコンテンツもそのまま手作業でしなければいけないのか?
- ドメイン変更はどうすればいいのか?
ただいくつか方法はありますが、今まで構築してきたコンテンツを置き去りにしてしまうのも今までの努力が水の泡。
そこでウェブデベロッパーやウェブサイト構築担当者なら知っておきたい301ページリダイレクト方法をご紹介します。
301リダイレクトとは何か?
301 Redirect(スリーオーワン(さん・まる・いち)・リダイレクト)という転送を行うというわけです。
簡単に言うと、●●●ページURLから▲▲▲ページURLに転送してくださいという命令を掛けて自動で指定のページへ転送する方法。
GoogleやYahoo等でもこれら301リダイレクトをおすすめし、俗に(SEF)サーチエンジンフレンドリーとも言われています。
では、早速チェックしていきましょう。
301リダイレクトで気をつけたいこと その1
ただ単に各ページを転送設定をすればいいというものでもないので、気をつけましょう。というのは例えば既に削除してしまったページだったが検索にまだヒットしていることがあるケースもあります。
しかし既に削除しているページですから、そのURLを自動転送し、現在あるページへ移動する行為は場合によりペナルティーを科されることもあるようです。
よって、現在存在するコンテンツに対しこれら301リダイレクトをすることです。
301リダイレクトで気をつけたいこと その2
ドメインを既存のものから、新しいドメインへ切り替えるため、最低でも古いドメインを半年間継続するとよいです。
今までの各ページURLから来ていたトラフィックあったにも関わらず、転送設定も無駄に終了となっては意味がありません。
301リダイレクトで気をつけたいこと その3
301リダイレクトは、殆どに対し価値や情報の引継ぎが出来るもので、全てに対してではありません。
301ページリダイレクト方法
色々やり方はあるようですが、基本的に行っている方法として以下をご紹介します。
.htaccess これらを操作するというものです。
1.まず確認すること
この.htaccessの作業をするにはApache(アパッチ)対応をしているWEBサーバー利用をしていることです。
(xserver、その他ロリポップ等も大丈夫なようですが、不明ならサーバー会社に確認をすることをおすすめします。)
2.バックアップ
作業前にFTPで.htaccessデータをアップロードして保存。
3.コードを挿入していく
あとは、.htaccess内に転送設定コードを加えていきます。
4.やりかたは?
Windowsのメモ帳でも充分に作業可能です。
(余談:Dreamweaver等、立ち上げているなら・・・と考える人にもサクサク進められるでしょう。)
5.アップロード時の注意
「.htaccess」のデータ名でアップロードをすると上手く作動しません。
よってアップロードする時は、(自由ですが)「.htacess」名を若干変更させた状態からアップロードし、最後に「.htacess」という名前に切り替えます。
※「.」はうっかり消さないように、気をつけましょう。
5.確認
.htaccessデータがアップローとできた後は、問題なく転送設定が出来ているかの確認をします。
6.301ページリダイレクト記述方法
下記が当サイト内で行っている301リダイレクト例です。
Redirect 301 /●●●.html http://www.kumidia.jp/▲▲▲/
(オリジナルサイトはkumidia.jp)
http://kumidia.jp/ウェブサービスについて/ウェブデベロッパー&ウェブデザイナー
から
http://www.kumicard.com/ウェブサービスについて/ウェブデベロッパー&ウェブデザイナー
へ自動転送をするなら以下のように設定をします。
Redirect 301 /ウェブサービスについて/ウェブデベロッパー&ウェブデザイナー http://www.kumicard.com/ウェブサービスについて/ウェブデベロッパー&ウェブデザイナー
最後に
いかがでしたでしょうか?
場合により、設定後の反映に時間の要するものがあると聞きますので、時間の余裕を持って行いましょう。