公共性の高い福祉団体サイトのリニューアル事例|新ドメインでも検索表示を回復

新ドメイン・リダイレクトなしの状況から検索表示を回復

公共性の高い福祉団体のホームページでは、見た目のきれいさだけでなく、 必要な情報の探しやすさ、スマートフォンでの見やすさ、検索結果での表示、 そして問い合わせにつながる導線が重要です。

今回は、旧ドメインの継続利用やリダイレクトが難しい状況の中で、 新しい公式ホームページを再構築し、検索表示と利用者導線の改善を行いました。

Case Study Summary

成果サマリー

旧ドメインを継続利用できず、旧サイトから新サイトへのリダイレクトも使えない状況から、 新しい公式ホームページを再構築しました。

本事例は、単なるデザイン変更ではなく、 検索表示・スマートフォン対応・問い合わせ導線・情報の探しやすさを改善したWeb再構築事例です。

  • 新ドメインで公式サイトを再構築
  • リダイレクトなしでもGoogle検索に表示
  • 公開後、比較的早い段階で公式サイトとして認識
  • 公開後の初期計測期間で新規ユーザー1,054件を確認
  • Organic Searchからの新規ユーザー754件を確認
  • 検索経由の流入が主要なアクセス経路に
  • トップページ以外の主要ページにもアクセスが広がる
  • 公開後数週間で問い合わせが発生
  • 職員の方々と協力し、親しみやすく安心感のあるデザインを実現
  • GA4・Search Consoleによる計測環境を整備
ひたちなか市社会福祉協議会ホームページのリニューアル前後比較画像。旧サイトの複雑な2段メニュー構造から、目的別・分野別に探しやすい新サイトの導線設計へ改善した様子を示しています。
旧サイトの情報を活かしながら、メニュー構造・ボタン配置・スマートフォン導線を再設計し、必要な情報へ迷わず進めるトップページへ改善しました。

今回のプロジェクトでは、既存サイトのリニューアルにあたり、通常よりも難しい条件が重なっていました。

旧ドメインの継続利用が難しく、新しいドメインで公式サイトを構築する必要がありました。さらに、旧サイトから新サイトへのリダイレクトも実施できない状況でした。

通常、ホームページのドメインを変更する場合は、旧サイトから新サイトへリダイレクトを設定し、Googleや利用者に公式サイトが移転したことを伝えるのが基本です。

しかし今回は、その標準的な移行手順を使うことができませんでした。

つまり、新しいサイトは、旧ドメインの評価をほとんど引き継げない状態から、Googleに公式サイトとして認識される必要がありました。

このプロジェクトは、単なるホームページリニューアルではありません。

検索表示・情報の探しやすさ・問い合わせ導線・運用体制を立て直すためのWeb再構築プロジェクトでした。

相談前の課題

今回のリニューアルでは、主に5つの課題がありました。

1. 旧ドメインと旧サーバー環境を自由に管理しにくい状況だった

旧サイトのドメインとサーバー環境について、クライアント側で自由に管理・移管することが難しい状況がありました。

具体的には、旧ドメインや旧サーバー環境をクライアント自身で完全に管理できる状態ではなく、既存の管理会社側のサーバー環境を前提とした運用が必要になる状況でした。

そのため、クライアント自身が長期的に管理しやすい形でホームページを運用していくためには、新しいドメインと新しいサーバー環境で公式サイトを再構築する判断が必要でした。

その一方で、新しいドメインで再構築することには大きなメリットもありました。

最大のメリットは、クライアント自身が長期的に管理しやすいWeb環境を整えられることです。ドメイン、サーバー、セキュリティ、更新環境を整理することで、今後の運用や担当者変更にも対応しやすくなります。

また、特定の管理会社のサーバー環境に依存せず、必要に応じて改善・保守・移管がしやすい状態を作ることができます。公共性の高い団体サイトでは、長期的な管理のしやすさと安全性は非常に重要です。

ただし、新ドメインでの再構築にはSEO上のデメリットもあります。

旧ドメインに積み上がっていた検索エンジン上の履歴、外部リンク、利用者の認知などをそのまま引き継ぎにくくなるため、公開直後は検索表示の回復に時間がかかる可能性があります。

つまり今回は、短期的なSEOリスクを理解したうえで、長期的な管理性・安全性・運用の自由度を優先した判断でした。

ドメインは、単なるURLではありません。

長く使われてきたドメインには、検索エンジン上の履歴、利用者の認知、外部サイトからのリンク、信頼性などが積み上がっています。

そのため、本来であれば、既存ドメインを活かしたリニューアルが望ましい状況でした。

しかし今回は、新しいドメインで公式サイトを構築する必要がありました。

新ドメインは、Googleから見ると実績の少ない状態から始まります。そのため、通常のリニューアルよりも検索表示の回復に時間がかかる可能性がありました。

2. 旧サイトから新サイトへのリダイレクトができなかった

サイト移行では、旧URLから新URLへリダイレクトを設定することが重要です。

リダイレクトを設定することで、Googleや利用者に「このページは新しいURLへ移動しました」と伝えることができます。

しかし今回のプロジェクトでは、旧サイト側から新サイトへのリダイレクト設定ができませんでした。

そのため、新サイトは旧サイトの検索評価を引き継ぎにくく、実質的にゼロに近い状態から検索結果に認識される必要がありました。

これは、SEO上かなり不利な条件であり、通常のリニューアルよりも慎重な設計が必要な状況でした。

ただし、不利な条件でも、できることはあります。

サイト構造を整理し、ページタイトルや見出し、内部リンク、コンテンツ、アクセス解析環境を整えることで、新ドメインでもGoogleに認識されやすい状態を作ることができます。

3. 旧サイトが公開後もしばらく検索結果に残っていた

新サイト公開後も、旧サイトはしばらくGoogle検索結果に表示され続けていました。

そのため、検索結果上では、旧サイトと新サイトが同時に存在する期間がありました。

新サイトはすでに検索結果に表示され始めていましたが、旧サイトが上位に残っていたため、Googleが新しい公式サイトを完全に認識するまでには一定の時間が必要でした。

公共性の高いサイトでは、古い情報が検索結果に残ることは小さな問題ではありません。

利用者が古い情報へアクセスしてしまう可能性があるためです。

だからこそ、新サイト側では、Googleに公式サイトとして認識されやすい構造を整える必要がありました。

4. 旧サイトはデザイン・導線・スマートフォン対応に改善余地があった

ひたちなか市社会福祉協議会の旧ホームページ。2段構成のメニューに多くの項目が並び、情報を探しにくい状態だったことを示すリニューアル前のスクリーンショット。
旧サイトは、2段構成のメニューに多くの項目が並び、情報量はある一方で、利用者が目的のページを直感的に探しにくい構造でした。リニューアルでは、公共性の高いサイトとして必要な情報を残しながら、メニュー構造と導線を整理し、スマートフォンでも探しやすい設計へ改善しました。

旧サイトには多くの情報が掲載されていました。

しかし、福祉団体のホームページとして考えると、情報の探しやすさ、目的別の導線、スマートフォンでの見やすさには改善余地がありました。

福祉団体のホームページには、さまざまな目的を持った方が訪れます。

相談したい方。
講座やイベントを探している方。
ボランティアに参加したい方。
支援したい方。
施設情報を確認したい方。
採用情報を見たい方。

このように、利用者ごとに求めている情報は異なります。

そのため、単に情報を並べるだけでは不十分です。

利用者が自分の目的に合わせて、必要な情報へ進める構造が必要でした。

また、旧サイトのPageSpeed Insights確認時には、モバイルのパフォーマンススコアが39でした。数値は測定タイミングによって変動しますが、当時の状態としては、スマートフォンでの表示速度や使いやすさに改善余地があると判断しました。

現在のホームページは、パソコンよりもスマートフォンで見られることが多くなっています。

特に地域向け・公共性の高いサイトでは、スマートフォンで迷わず情報を確認できることが重要です。

5. 旧サイトのアクセス解析データは判断しにくい状態だった

旧サイトにはアクセス解析レポートがありました。

2025年12月は3,541アクセス、2026年1月は4,980アクセス、2026年2月は4,824アクセスと記録されていました。

ただし、アクセス数だけを見ても、実際に地域の利用者へ届いていたかを判断するのは難しい状態でした。

旧サイトのレポートでは、地域データの多くが「不明」として集計されていました。2025年12月は不明が71%、2026年1月は77%、2026年2月は76%でした。

また、国別データでは、日本以外からのアクセスも一定数確認されていました。2025年12月はアメリカ18%、イギリス10%、2026年1月はアメリカ14%、イギリス9%、2026年2月はアメリカ15%、イギリス9%と表示されていました。

旧ホームページのアクセス解析画面。閲覧デバイスはPCが57%、スマートフォンが44%、タブレットが1%。エリアは不明が多く、日本国内からのアクセスが中心であることを示している。
旧ホームページの閲覧デバイス・地域別アクセス状況

このデータだけで、海外アクセスの理由を断定することはできません。

ただし、地域密着型の日本国内向け福祉団体サイトとしては、海外アクセスや不明データの割合が目立っており、実際の地域利用者の動きを正確に読み取るには不十分な状態でした。

そのため、今回のリニューアルでは、見た目の改善だけでなく、今後の改善に使える計測環境を整えることも重要なポイントでした。

クミディアが行ったこと

今回のプロジェクトでは、理想的な移行条件がそろっていませんでした。

そのため、クミディアでは、今できることを一つずつ確実に整えることに集中しました。

主に以下の点を重視しました。

  • 新ドメインでの公式サイト構築
  • Googleに伝わりやすいサイト構造の整理
  • 利用者の目的別に情報を探しやすい導線設計
  • スマートフォンで見やすいページ構成
  • ページタイトル・説明文・見出し構造の最適化
  • 施設情報、相談窓口、採用情報、イベント情報などの整理
  • トップページから主要ページへの内部リンク整理
  • 問い合わせフォームと電話問い合わせ導線の改善
  • Google Search Consoleによるインデックス状況の確認
  • Google検索結果での旧サイト・新サイトの表示状況確認
  • Google Analytics 4による計測環境の整備

今回の目的は、単に新しいデザインのホームページを作ることではありませんでした。

本当の目的は、地域の方が必要な情報にたどり着きやすく、Googleにも公式サイトとして認識されやすい、長く運用できるWeb基盤を作ることでした。

クミディアでは、制作側の好みを押しつけるのではなく、クライアントの考えや現場感を確認しながら、Webサイトとして成果につながりやすい形に整えることを大切にしています。

今回も、福祉団体の職員の方々とデザインや構成について丁寧に話し合いながら、親しみやすさ、信頼感、情報整理、検索対策、運用しやすさのバランスを取りました。

その後、GoogleのAI Overviewにも紹介されました

公開後の検索状況を確認する中で、関連する地域キーワードにおいて、Googleの 「AIによる概要(AI Overview)」 内でもページが参考情報源として紹介されていることを確認しました。

これは、単にページを作成しただけではなく、利用者が必要な情報へ進みやすく、 検索エンジンやAIにも内容が伝わりやすい形で情報を整理した結果の一例です。

GoogleのAI Overview内で地域団体サイトのボランティア情報ページがおすすめ情報源として紹介されている画面
GoogleのAI Overview内で、地域のボランティア情報ページが参考情報源として紹介されていることを確認しました。

※Google検索結果やAI Overviewの表示内容は、検索するタイミング、地域、端末、Googleの仕様変更などにより変わる場合があります。

AI Overviewに掲載された事例や、AI検索時代のWeb運用については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
GoogleのAI Overviewに掲載された事例を見る

職員の方々と一緒に進めたデザイン検討

今回のデザイン方針は、クミディアだけで一方的に決めたものではありません。

制作過程では、福祉団体の職員の方々にも大変協力的かつ丁寧にご対応いただきました。

複数の関連サイトを一緒に確認しながら、どのような雰囲気、構成、見せ方が団体に合うかを話し合い、デザインの方向性を整理していきました。

クミディアでは、技術的にはさまざまなデザインや構成に対応できます。

しかし、福祉団体のホームページで大切なのは、制作側の好みを押しつけることではありません。

実際に運用する職員の方々が納得でき、地域の方にも安心して利用していただける形にすることが重要です。

そのため今回は、職員の方々のご意見や選択を尊重しながら、クミディア側でWebサイトとしての使いやすさ、情報整理、スマートフォン対応、検索されやすい構造を組み合わせて設計しました。

たとえば、トップページにはスライドショーを設置しています。

スライドショーは、すべてのサイトで必ず最適な選択とは限りません。情報が流れてしまったり、利用者が見逃してしまったりする可能性もあります。

それでも今回のサイトでは、視覚的に印象を伝えたいというご要望や、重要なお知らせ・活動紹介を柔らかく見せたいという方向性があり、トップページの一部として採用しました。

ただし、重要な情報をスライドショーだけに依存させるのではなく、目的別導線、お知らせ、イベント、活動紹介、問い合わせ、FAQなどをページ内で確認できる構成にしています。

クライアントの希望を反映しながらも、Webサイトとして成果につながりやすい構造に整える。

このバランスが、今回のリニューアルで特に重要でした。

Kumidia Success Stories

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クミディアでは、見た目を整えるだけでなく、検索表示・問い合わせ導線・スマートフォン対応・運用しやすさまで含めて、Webサイトを事業や団体活動の基盤として改善しています。

他の業種・団体でどのような改善を行ってきたか、実際の成功事例をご覧ください。

デザイン改善の考え方

今回のデザイン改善は、見た目を新しくするためだけのものではありません。

目的は、地域の方が必要な支援・相談・参加情報に迷わずたどり着けるようにすることでした。

旧サイトには多くの情報が掲載されていましたが、訪問者が「何をしたいのか」に合わせて情報を探しやすい構造には改善の余地がありました。

新サイトでは、福祉団体の利用者目線に合わせて、トップページ上に目的別の導線を配置しました。

具体的には、以下のような行動を想定しました。

  • 参加したい
  • 相談したい
  • 利用したい
  • 支援したい

このように、利用者の目的から情報を探せる構造にすることで、初めて訪問した方でも、自分に関係する情報へ進みやすくしました。

親しみやすいデザインが必要だった理由

ひたちなか市社会福祉協議会の新ホームページ。目的別・分野別に情報を探しやすいトップページ構成を示すリニューアル後のスクリーンショット。
新しいホームページでは、情報をわかりやすく整理し、「目的から探す」「分野から探す」など、利用者目線で必要な情報へ進みやすい導線を設計しました。あわせて、視認性の高いボタン配置や、スマートフォンでも使いやすいナビゲーション構造へ改善し、公共性の高い福祉サイトとしての見やすさと使いやすさを高めています。

福祉団体のホームページでは、信頼感だけでなく、相談しやすさも重要です。

行政・公共系のサイトは、堅くなりすぎると安心感は出ますが、利用者にとっては少し距離を感じることがあります。

一方で、軽すぎるデザインにすると、公共性や信頼性が弱く見えてしまいます。

そのため、新サイトでは、やさしさと信頼感のバランスを重視しました。

この方向性は、クミディアだけで決めたものではありません。

福祉団体の職員の方々と一緒に、複数の関連サイトを確認しながら、どのような雰囲気が団体に合うか、どのような見せ方が利用者に伝わりやすいかを話し合いました。

職員の方々には、制作過程でも非常に協力的かつ丁寧にご対応いただき、団体として大切にしたい印象や、利用者に届けたい雰囲気について具体的なご意見をいただきました。

クミディアの役割は、その希望や意見を、実際に使いやすいWebサイトの構造に落とし込むことでした。

柔らかい色使い、親しみやすいイラスト、カード型の導線、押しやすいボタンを使いながらも、情報そのものは整理された構造で掲載しています。

これは単なる装飾ではありません。

相談・参加・利用・支援といった行動につながる心理的なハードルを下げるための設計です。

福祉団体サイトでは、利用者が不安を抱えてアクセスすることもあります。

だからこそ、第一印象で「ここなら見ても大丈夫そう」「相談してもよさそう」と感じてもらうことが重要です。

今回のリニューアルでは、職員の方々との対話を通じて、団体らしい親しみやすさを表現しながら、情報の探しやすさ、スマートフォンでの使いやすさ、検索されやすい構造を両立することを目指しました。

トップページで改善した主なポイント

新サイトでは、トップページ上で以下の導線を整理しました。

  • 目的から探す
  • 分野から探す
  • お知らせ
  • イベント・講座
  • 最近の活動
  • ご支援・寄付
  • 広告掲載案内
  • 電話問い合わせ
  • 問い合わせフォーム
  • よくある質問
  • 各施設へのアクセス情報

特に重要なのは、問い合わせ導線をページ下部だけに置かず、サイト全体の流れの中で自然に見つけられるようにしたことです。

また、電話問い合わせと問い合わせフォームを視覚的に分けることで、利用者が自分に合った連絡方法を選びやすくしました。

公共性の高い団体サイトでは、情報を載せることよりも、必要な人が必要な情報にたどり着けることが大切です。

今回のリニューアルでは、その考え方をトップページ全体に反映しました。

公開後の変化

新サイトは、旧サイトからのリダイレクトがない状態で公開されました。

それでも公開後、比較的早い段階でGoogle検索結果に表示され始めました。

一時期は、旧サイトと新サイトが検索結果に同時に表示される状態が続きましたが、その後、新サイトが公式サイトとして認識され、検索結果の主な表示先として扱われるようになりました。

公開から約1か月半の計測期間では、新サイトは以下の実績を記録しました。

Google検索結果に、ひたちなか市社会福祉協議会の新ドメイン hitachinaka-shakyo.jp が表示され、サイトがインデックス登録されていることを示すスクリーンショット。
新ドメイン hitachinaka-shakyo.jp がGoogle検索結果に表示され、リニューアル後のホームページが検索エンジンにインデックス登録されていることを確認しました。ドメイン移行後も、公式サイトとして検索上で確認できる状態を整えています。

リニューアル後の公式サイトはこちら: ひたちなか市社会福祉協議会 公式ホームページ

ひたちなか市社会福祉協議会ホームページ公開後のGA4データ。新規ユーザー数とOrganic Search流入を確認できる画面。
公開後のGA4データでは、新規ユーザー1,054件を確認。Organic Searchからの流入が多く、検索経由でのアクセスが発生していることが確認できました
アクセス解析結果
指標 結果
計測期間 2026年4月23日〜2026年5月20日
新規ユーザー数 1,054
リピーター数 304
有望な見込み顧客 0
コンバージョンに至った見込み顧客 0
Organic Searchからの新規ユーザー 754
Directからの新規ユーザー 177
Referralからの新規ユーザー 107
Organic Socialからの新規ユーザー 9
Unassignedからの新規ユーザー 7

特に重要なのは、新規ユーザー数1,054件のうち、Organic Searchからの新規ユーザーが754件確認できたことです。

新ドメインでの公開後まもない段階でも、検索経由のアクセスが主要な流入経路になっていました。

これは、新サイトがGoogleに認識され、検索経由で利用者に届き始めたことを示す参考データです。

福祉団体サイトのOrganic Search流入状況
流入経路ではOrganic Searchが中心となり、新ドメインでも検索経由で利用者に届き始めていることが確認できました。

Google検索での表示・クリック状況

Google Search Consoleで確認した、ひたちなか市社会福祉協議会ホームページのGoogle検索での表示回数とクリック数の画面。
Google Search Consoleでは、公開後まもない段階から新ドメインの検索表示とクリックが確認できました。3か月間でクリック数1.29K、表示回数11.6Kを記録し、新サイトがGoogle検索経由で利用者に届き始めていることがわかります。

※Google Search ConsoleとGoogle Analytics 4は計測対象が異なるため、数値は完全には一致しません。Search ConsoleはGoogle検索での表示・クリック状況、GA4はサイト訪問後のユーザー行動や流入傾向を確認するためのデータとして使用しています。

特に重要なのは、公開後まもない段階で検索経由の流入が確認できたことです。

Google Search Consoleでは、3か月間でクリック数1.29K、表示回数11.6Kを確認しました。また、GA4でもOrganic Searchからの新規ユーザーが754件確認されており、検索経由で新サイトが利用者に届き始めていることが、複数のデータから確認できます。

公開から約1か月後、団体名検索で上位表示とサイトリンクを確認

公開から約1か月後には、「ひたちなか 社協」などの団体名に近い検索で、新ドメインの公式サイトがGoogle検索結果の上位に表示される状態になりました。

また、トップページだけでなく、お知らせ、団体概要、採用情報、広報紙、イベント・講座一覧などのサイトリンクも表示され、利用者が検索結果から必要な情報へ直接アクセスしやすい状態になりました。

Google検索でひたちなか市社会福祉協議会の新公式サイトが表示され、サイトリンクとGoogleビジネスプロフィールが確認できる画面
公開から約1か月後、新ドメインの公式サイトがGoogle検索結果で上位表示され、主要ページへのサイトリンクも確認できる状態になりました。Googleビジネスプロフィールとあわせて表示されることで、利用者が公式情報や必要なページへアクセスしやすい状態になっています。

トップページ以外にもアクセスが広がった

新サイトでは、トップページだけでなく、各情報ページにもアクセスが発生しました。

計測期間中、以下のようなページにアクセスが確認されました。

ページ別セッション数
ページ セッション
トップページ 1,878
那珂湊方面のアクセス情報 175
団体概要ページ 124
金上方面のアクセス情報 95
ファミリー・サポート関連ページ 68
本所アクセス情報 64
障害者支援関連ページ 56
ボランティア関連ページ 53
採用情報ページ 52
お問い合わせページ 51

この結果から、利用者がトップページだけでなく、施設情報、事業案内、採用情報、お問い合わせなど、具体的な目的を持って各ページへアクセスしていることが確認できました。

公共性の高いサイトでは、トップページへのアクセスだけでなく、必要な情報ページへ直接たどり着けることが重要です。

今回のサイトでは、検索経由で各ページにアクセスされる状態が生まれ始めていました。

公開後、問い合わせにもつながった

公開後数週間で、新サイトから初めての問い合わせも発生しました。

新しいドメインでの公開直後は、検索エンジンの評価が安定するまで時間がかかります。

それでも、早い段階で問い合わせにつながったことは、サイトの情報設計や導線が機能し始めていることを示す重要な成果です。

今後、ドメインの運用期間が長くなり、ページの評価が積み上がっていくことで、検索流入や問い合わせはさらに伸びていく可能性があります。

今回の成果

今回の成果は、単純に新しいホームページを作ったことではありません。

本質的な成果は、難しい移行条件の中で、公式サイトとしての検索表示を回復し、今後の運用と改善につながるWeb基盤を作れたことです。

特に、以下の点が重要です。

  • 新ドメインでもGoogleに公式サイトとして認識され始めた
  • 旧サイトからのリダイレクトなしでも検索流入を獲得できた
  • 公開後約1か月半で3,922セッションを記録した
  • Organic Searchが流入の中心になった
  • スマートフォン利用者が半数以上を占めた
  • トップページ以外の各情報ページにもアクセスが広がった
  • 公開後数週間で問い合わせにつながった
  • 目的別導線により、相談・参加・利用・支援への流れを整理できた
  • 職員の方々との協力により、団体らしい親しみやすいデザインを形にできた
  • 今後の改善に使える計測環境を整備できた

今回の事例からわかること

ホームページリニューアルでは、デザインだけを見て判断すると危険です。

特に今回の事例では、ドメインやサーバー環境を誰が管理しているかが、リニューアル後の運用性・安全性・検索対策に大きく影響することがわかりました。

公共性の高い団体サイトでは、ドメインやサーバーは単なる技術設定ではなく、組織の情報発信を支える重要な管理資産です。

そのため、ホームページをリニューアルする際には、デザインや費用だけでなく、ドメイン管理、サーバー管理、セキュリティ、担当者変更時の運用体制まで確認しておくことが大切です。

地域向けの団体サイトでは、以下のような点が重要になります。

  • ドメインを自分たちで管理できているか
  • 旧サイトから新サイトへの移行手順が整理されているか
  • Google検索で正しく表示されるか
  • スマートフォンで利用しやすいか
  • 必要な情報に迷わずたどり着けるか
  • アクセス解析が今後の改善に使える状態か
  • 問い合わせや相談につながる導線があるか
  • 利用者が安心して見られるデザインになっているか
  • 実際に運用する職員の方々が使いやすい構成になっているか

今回のように、旧ドメインを継続できず、リダイレクトも使えない状況では、通常よりもSEO上のリスクが高くなります。

それでも、サイト構造、コンテンツ整理、検索対策、計測環境、目的別導線を整えることで、新しいドメインでも検索表示を回復していくことは可能です。

また、デザイン面では、制作側の理想だけで進めるのではなく、実際に運用する職員の方々の意見を反映することも重要です。

今回のプロジェクトでは、職員の方々に大変協力的にご対応いただいたことで、団体らしさと使いやすさの両方を反映したホームページに近づけることができました。

ABOUT KUMIDIA

どのような考え方でWeb支援をしているか

クミディアは、Web制作だけでなく、公開後の運用・改善・検索導線づくりまで見据えた支援を大切にしています。 会社の考え方や支援方針はこちらでご確認いただけます。

クミディアについて見る

クミディアの考え方

クミディアでは、ホームページ制作を単なるデザイン作業とは考えていません。

ホームページは、組織の情報発信、信頼形成、問い合わせ対応、採用、地域との接点を支えるデジタル基盤です。

特に、公共性の高い団体や地域に根ざした組織では、見た目の印象だけでなく、長く安全に運用できる構造が必要です。

今回の事例では、旧サイトの管理・移行・計測に課題がある中で、新しい公式サイトを構築し、検索表示とアクセスの回復を支援しました。

また、職員の方々と丁寧に話し合いながら、親しみやすいデザインと目的別の導線を取り入れることで、地域の方が相談・参加・利用・支援へ進みやすい構成に改善しました。

Webサイトは、作って終わりではありません。

公開後に検索結果へ認識され、利用者に届き、問い合わせや相談につながり、継続的に改善できる状態にしていくことが重要です。

まとめ

今回のリニューアルは、通常のサイト制作よりも難しい条件でのスタートでした。

旧ドメインをそのまま活用できず、リダイレクトも設定できず、旧サイトもしばらく検索結果に残っていました。

それでも、新サイトは公開後早期にGoogle検索で認識され、約1か月半の計測期間で3,922セッション、1,941アクティブユーザーを記録しました。

さらに、オーガニック検索が全体の約65.3%を占め、公開後数週間で問い合わせにもつながりました。

デザイン面では、福祉団体の職員の方々と協力しながら、団体らしい親しみやすさ、公共性、情報の探しやすさを両立することを目指しました。

新ドメインは、これから運用期間が積み上がっていきます。

今後、コンテンツ更新、検索対策、アクセス解析、導線改善を継続することで、さらに地域の利用者へ届きやすいサイトへ育てていくことができます。

ホームページリニューアルは、単なる見た目の変更ではありません。

組織の情報発信と信頼を支える、デジタル基盤の再構築です。

今後の運用状況や改善の経過を見ながら、今回の取り組みの裏側についても、ケーススタディ第二弾としてご紹介できればと考えています。

今後の続編も、ぜひご期待ください。

成果に関する補足

本記事で紹介している内容は、今回の事例における実績・確認結果であり、すべてのホームページ制作・リニューアルで同様の成果を保証するものではありません。

検索順位、アクセス数、問い合わせ数などの結果は、業種、地域、競合状況、既存サイトの状態、運用体制、更新頻度、提供サービスの内容、組織としての信頼性などによって変わります。

また、ホームページは事業や組織活動を支える重要な基盤ですが、ホームページだけで事業や団体運営の成果が決まるわけではありません。サービス品質、対応力、信頼性、運営体制、継続的な改善があってこそ、Webサイトの効果も高まりやすくなります。

迷っている方へ

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Web Renewal Consultation

ホームページの見直しを相談したい方へ

今のホームページが「情報を探しにくい」「問い合わせにつながりにくい」「検索で見つかりにくい」と感じている場合は、早めの見直しが重要です。

公共性の高い団体サイト、地域密着型の事業サイト、長く運用するホームページほど、最初の設計と改善方針で差が出ます。

FAQ

よくある質問

新しいドメインでホームページを作ると、検索順位は下がりますか?

旧ドメインから新ドメインへ適切に移行できない場合、検索順位やアクセスに影響が出る可能性があります。 特にリダイレクトが使えない場合は、Googleが新しいサイトを認識するまで時間がかかることがあります。

サイト移行でリダイレクトはなぜ重要ですか?

リダイレクトは、旧URLから新URLへページが移動したことをGoogleと利用者に伝えるための重要な設定です。 これがないと、新サイトが旧サイトの評価を引き継ぎにくくなります。

福祉団体のホームページでは何が重要ですか?

信頼感、情報の探しやすさ、スマートフォンでの見やすさ、問い合わせ導線、更新しやすい運用体制が重要です。 相談したい方や支援を必要とする方が、迷わず必要な情報にたどり着ける構造が求められます。

親しみやすいデザインはSEOにも関係しますか?

親しみやすいデザインそのものだけで検索順位が決まるわけではありません。 ただし、見やすく使いやすいサイトは、利用者の回遊、問い合わせ、情報理解につながりやすく、結果としてサイト全体の価値を高めます。

ホームページは公開したら終わりですか?

ホームページは公開後の運用が重要です。 アクセス状況を確認しながら、情報更新、検索対策、問い合わせ導線の改善を続けることで、より地域の利用者に届きやすいサイトへ育てていくことができます。

AI Overviewにも表示されるようになったのはなぜですか?

GoogleのAI Overviewへの表示は、こちら側で完全にコントロールできるものではありません。 ただし、利用者が必要な情報にたどり着きやすく、検索エンジンやAIにも内容が伝わりやすいようにページを整理したことが、結果の一つとしてつながった可能性があります。

福祉団体のホームページでもAI検索対策は必要ですか?

必要性は高まっています。 Google検索だけでなく、AI OverviewやChatGPTなどのAI検索でも情報が参照される時代になっているため、団体の活動内容、相談窓口、参加方法、問い合わせ先などが分かりやすく伝わるホームページづくりが重要です。

Picture of Go Iijima

Go Iijima

合同会社クミディアウェブマーケティング 共同創業者。 18年以上にわたり、Web制作・SEO戦略・サイト構造設計・アクセス解析・Webセキュリティ分野に従事。 茨城県を中心に全国および米国クライアントのWeb戦略を支援。 サーバー構築から設計・制作・運営・改善まで一貫して担当。 専門領域は、中小企業向けローカルSEO戦略と成果直結型サイト構造設計。 研究分野はWebセキュリティおよびエシカルハッキング。Goのブログ